睡眠サロンClear名古屋です!
ドライヘッドスパをサービス提供する中で、時に気づく「無呼吸」になるお客様。
今回は、「無呼吸症候群」について書いていきたいと思います。
まずは無呼吸症候群(睡眠時無呼吸症候群)の概要を説明しましょう。無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が一時的に止まることで、十分な睡眠が得られず、日中の眠気や集中力の低下などの症状が出る病気です。中でも「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」は、気道が狭くなることで呼吸が妨げられるものです。
無呼吸症候群にはさまざまな原因がありますが、その一つが舌の筋肉の弱化です。舌が弱くなると、寝ている間に舌が喉の奥に落ち込み、気道を塞ぎやすくなります。その結果、呼吸がしづらくなり、無呼吸を引き起こすリスクが高まります。
舌の筋肉が弱くなる原因には、加齢、運動不足、口呼吸、姿勢の悪さなどが関係しています。また、日常生活で舌を動かす機会が減ると筋力が低下しやすくなります。特に現代の生活環境では、食べ物が柔らかくなり咀嚼の機会が減っているため、舌の筋力が低下しやすいと言われています。
舌の筋力を鍛えることで、無呼吸症候群の改善が期待できることもあります。例えば以下のような簡単なトレーニングが効果的です
• 舌の上下運動 口を閉じた状態で舌を上顎につけ、10秒間押し続けます。これを1日数回行います。
• 口をすぼめる運動 唇をすぼめて「うー」と発音するようにして、10秒間キープ。これも舌の筋力を鍛える助けになります。
• 発声練習 「あいうえお」を大きな声で発音することで、舌や口周りの筋肉が鍛えられます。
無呼吸症候群の原因にはさまざまな要素が関わっていますが、舌の筋肉を鍛えることでリスクを軽減できる可能性もあります。
普段から意識的に舌を動かすことで、睡眠の質改善につなげることができるかもしれません。
1. 肥満や体重増加
肥満や体重増加により、首や喉周りに脂肪が蓄積すると、気道が狭くなりやすくなります。特に首周りの脂肪が増えると、睡眠中に気道が圧迫されやすくなり、無呼吸のリスクが高まります。
2. 顔や顎の骨格の特徴
骨格の構造も無呼吸症候群に影響を与えます。例えば、下顎が小さい(顎が引っ込んでいる)場合や、気道が狭い骨格の人は、呼吸が妨げられやすくなります。また、扁桃腺が大きいと気道が狭まりやすく、特に小児で無呼吸症候群の原因になることがあります。
3. 年齢による筋力低下
年齢を重ねることで、舌や喉周りの筋肉が弱くなり、気道が閉塞しやすくなります。これも無呼吸症候群のリスクを高める要因の一つです。
4. アルコールや鎮静薬の影響
アルコールや一部の鎮静薬は、喉周りの筋肉を弛緩させる作用があり、寝ている間に気道が閉じやすくなります。特に就寝前のアルコール摂取は、無呼吸を悪化させる要因となるので注意が必要です。
5. 鼻の詰まりやアレルギー
鼻づまりやアレルギーにより鼻呼吸ができない場合、口呼吸になりやすく、結果として舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。また、鼻の構造の問題(鼻中隔湾曲など)も無呼吸を引き起こしやすくします。
6. 喫煙
喫煙により、気道が炎症を起こし、むくみが生じやすくなります。気道が狭くなることで無呼吸のリスクが高まります。禁煙することでリスクを減らせる可能性があります
一般的に昼間の眠気や疲労感が抜けないなどありますが他にも以下の症状があります。ご参考にください。下記複数に該当する場合は、耳鼻咽喉科や無呼吸症候群の医療機関へご相談ください。
1. いびき
無呼吸症候群の特徴的な症状の一つがいびきです。特に断続的に大きないびきをかく場合や、途中で呼吸が止まるようないびきは注意が必要です。
2. 起床時の頭痛
睡眠中に酸素が十分に取り込めないため、起床時に頭痛を感じることがあります。これも酸素不足が関係しており、無呼吸症候群によく見られる症状です。
3. 朝の喉の渇き
無呼吸症候群の人は口呼吸になることが多く、朝起きたときに喉が乾燥していることが多いです。
4. 集中力や記憶力の低下
睡眠の質が悪くなると脳が十分に休まらず、集中力や記憶力が低下しやすくなります。これにより、仕事や学業に支障が出ることもあります。
5. イライラや気分の不安定
睡眠不足が続くと、ストレスが増し、イライラしやすくなったり、気分が不安定になったりします。精神的な疲労も、無呼吸症候群の影響を受ける一つの要因です。
6. 頻尿
無呼吸症候群の方は、夜間に何度も目が覚め、トイレに行きたくなることが多いです。これは睡眠の途中で呼吸が止まることで体が目覚め、排尿を促すホルモンが分泌されやすくなるためと考えられています。
7. 高血圧や心血管疾患のリスク
無呼吸症候群が続くと血圧が上がりやすくなり、長期的には高血圧や心臓病、さらには脳卒中などのリスクも高まると言われています。